1947-08-07 第1回国会 衆議院 労働委員会 第7号
そういう點に對して考えてみますと、今後の勞働組合運動というものにつきましても、從來の階級的團體、階級闘爭を目的とするところのストライキ團體であるというような印象をわれわれはなくして、そしてどこまでもこの産業の復興、生産の増強に對して勞働組合も責任をもつ、同時にまた使用者の方におきましても、もちろん勞働階級の生活を保證するというような立場に立つて、勞資對等の立場に立つて勞働協約を締結し、あるいはストライキ
そういう點に對して考えてみますと、今後の勞働組合運動というものにつきましても、從來の階級的團體、階級闘爭を目的とするところのストライキ團體であるというような印象をわれわれはなくして、そしてどこまでもこの産業の復興、生産の増強に對して勞働組合も責任をもつ、同時にまた使用者の方におきましても、もちろん勞働階級の生活を保證するというような立場に立つて、勞資對等の立場に立つて勞働協約を締結し、あるいはストライキ
でありますが、やはりこの勞働組合の本質は、どこまでも階級的團體として、階級闘爭を最後の目的として、組合というものがやるべきものであるか。
私はあれをみると——私は詳しく讀まないから、間違つていればいつでも訂正するのでありますが、私はやはりこれは勞働組合の本質であつて、この本質は階級的團體であり、階級闘爭の團體であり、階級の利害を根本として考えたのであるが、ただ現在の情勢下においては經營者と協力するのだという建前なのか、それともそうじやなくて、勞働者はやはりどこまでも企業家と平等の原則に立つものとして相協力する、いわゆる二元的立場、勞働者
ただ本質的に勞働組合は階級的團體であるということに解釋すべきものであるか、勞働組合は闘爭を目的とした階級團體ではなくして、勞働組合の健全なる發達は、同時に勞資平等の立場に立つて、そうしてただいま米窪さんの申されたような方向にやるべきものか、そういうやうな點に對する根本の性質について御見解を承りたいと思います。